こんにちは。サービス事務の安髙です(^^)/

突然ですが、とても珍しい車が工場に集結していたので、ご紹介させて頂きますね!私も大好きなこちらのE34 M5、、、セダンとツーリングが3台並んでいるのもとってもレアですが、なんと同じタイミングで4台も入庫していたんですΣ(・ω・ノ)ノ!並行輸入のM5ツーリングに、国内には数台しかない右ハンドル仕様まで(゜o゜)(ちなみに、数週間前にももう1台お預かりしていました!)1990年代前半にタイムスリップしたかのような光景ですよね♪ 他にも、工場内に黒いZ3が3台入っていたりと、思わず笑ってしまうようなコラボが見られるのも、つたえファクトリーならではだと思います(*^^*) 皆さんもご来店頂いた際には、”BMWミュージアム”のような光景を楽しんでみて下さいね!

それでは、本題に入っていきたいと思います(^^)/ 今回ご紹介するのは、E36のヒーターコア交換です。冷却水が減ってしまうという症状があり、お客様のご依頼で、今まで一度も交換していないヒーターコアを予防の意味も含め交換する事になりました。

まずは、室内作業から始めていきたいと思います(^^)v

ヒーターコア交換は、基本的に助手席側からの作業になります(*^^*) グローブBOXやセンターコンソールを外してヒーターケース廻りをチェックします。

奥に見える金属の配管3本が、エンジンルームからヒーターコアにつながる配管です。
この時点では異常が分からないので、さらにヒーターケースに覆いかぶさっているフレームも取り外してみます(^^)

今度は、エンジンルームからの作業(゜-゜) 冷却水を抜くために奥にあるヒーターホースを外します。作業スペースを確保するため、カバー類を外していきます。なんだか大掛かりな作業になってきました、、、(; ・`д・´)

エンジンルームから室内に伸びている3本のヒーターホースを外しました。狭いスペースでの作業で大変、、、(*_*)

ホースが外れたらエアブローし、配管とヒーターコアの冷却水を抜いておきます。これをやっておかないと、配管やヒーターコアを外した時に室内が冷却水まみれになってしまいます(@_@;) 作業は慎重に、確実に、ですね!

水を抜いたら、また室内作業に戻ります。配管内の冷却水を抜いているので、心置きなくヒーターの配管を外していきます。
ここまで来たら、ヒーターケースの蓋を外し、ヒーターコアを取り外すことができます(*^^)v

ついに外れました(^O^)/
室内側とエンジンルームを行ったり来たり、、、なかなか大変な道のりでしたね((+_+)) ヒーターコア交換は、車種に関係なくかなりの時間がかかるそうで、石井さん曰く「しいて言えば横からスライドで抜けるE30が少し楽かな?」という感じだそうです(^_^;)

古いヒーターコアをチェック(゜-゜) 漏れは見られませんでしたが、内部のつまりが原因の可能性があるので、新品に交換していきます。新品のヒーターコアを取り付けたら、あとは元通り組んでいきます。室内側、エンジンルーム共にばらしているので、組むのも大変、、、(; ・`д・´) 組み上げられたら、冷却水を入れてエアー抜きをし、試運転をして翌日冷却水の量に変化が無ければ作業は終了です!あとは納車後数週間、お客様に乗って頂きながら冷却水の量をチェックして頂き、変化がなければOKです。石井さん、作業お疲れ様でした(^^)/

今回交換したヒーターコアは、暖房機能には欠かせない装置。エンジンで温められた冷却水がコアに循環されていて、このあみあみを通ることによって空気が温められ、暖房となって出てきているんです(^^♪

ちなみに、ヒーターコアを外すと、奥にも同じような部品が付いています。こちらはエアコンのエバポレーターで、周囲から熱を奪う役割を担っています。このエバポレーターで冷やされた空気をヒーターコアで再度温め直すことで、温度調整を行っているんだそうですφ(..)メモメモ 奥が深いですね~♪ 私も初めて知った事がたくさんあったので、エアコンシステムについてはまだまだ勉強しなければいけないと思いました(*^_^*)

今回作業をさせて頂いたE36は、予防整備も含めて普段からきっちりメンテナンスをされていて、オーナー様が本当に大切にされているのを感じます(^^♪ 私も見習って愛車の整備を頑張りたいと思います!(^O^)

いよいよプロ野球も開幕となり、少しずつ動き出してきたという感じですね!人出も多くなってきましたが、気は緩めず、マスク着用や手洗い・うがい、手指の消毒など、周りの人へも配慮しながら気を付けて過ごしましょうね(^^)

それでは、また次回お会いしましょう(^◇^)